【アレルギー等過敏症児童生徒に配慮した学校運営を】 【アレルギー・アトピー・化学物質過敏症 児童生徒受け入れマニュアル】平成15年ごろの話
この記事は、約20年前に運営していたHPの記事を抜粋したものです。
時代は平成から令和となり、食物アレルギーにかかわる悲惨な事件などを経て、学校もずいぶん進歩したように感じます。

「保護者からの連絡に基づいてきちんと注意をすれば十分」と言う教職員もいたが、学校でおこるすべてのことにその都度保護者の判断を仰ぐことは出来ないということを忘れないでほしいと思う。また、学校生活のすべてを保護者に予測することは困難であること、保護者にとって自分の子どもの疾患はごく日常的なことであるため、何をどこまで話しておく必要があるのかわからない場合が多いということに気付いていただきたい。
実際、我が子の場合も「要望があれば伺います」と学校側からあらかじめ言っていただいたが、「そこまで言わなければわからないのだろうか」ということが少なからずあった。
過敏症児が学校生活で突き当たる一般的な問題
過敏症の児童生徒が学校生活を送る上で突き当たる問題の原因は3つある。1つめは、前述したワックスの問題のような慣例の頑なさ、もしくはわかっていても後回しにしている改善されない制度によるものであり、2つめは「喘息=過保護」というような教師の思いこみ、そして3つめは学校の持つ「病気に関する情報」の乏しさである。
制度上の問題として食物アレルギーを持つ子どもたちの給食のことがある。「食育」という観点からひとつの学習として重要視されている給食であるが、食物アレルギーの子どもや親にとって見るとこれが大変な悩みである。子どもは他人と同じものを食べられない屈辱や寂しさを味わい、親はそんな子どもを気遣いながら必死で似た弁当を作る。除去食対応をしてくれるという流れもあるが、全体から見るとわずかであり、治療食という観点で作られている病院の食事のような完全な配慮はまだない。給食が「保護者に楽をさせる」ためのものでは決してなく、「学習」として位置づけられるなら、食物アレルギー児童生徒のための給食について国は、そして県や市ももっと真剣に取り組むべきではないのだろうか。
2つめの「思いこみ」が今の世の中に存在するとは信じがたいことであったが、
アレルギー等過敏症児童生徒に配慮した学校運営をするということは一見すると過敏症患者のための配慮にすぎないかもしれないが環境整備という点だけに着目すれば、普通の人にとっても身体によい健康的な環境であるということに気付いてほしい。
児童生徒の生涯にわたる健康と、その子どもたちの子孫の健康までを意識した学校運営を、私たち過敏症児を抱える親のみならずすべての親は願っているはずである。
1.アレルギーの児童生徒を受け入れる場合
嫌いなものを食べないというのは楽な話だが、好きなものなのに検査の結果食べられなくなった場合、本人にとっては相当のストレスである。(しかも、そういうケースが少なからずある)
なぜ食べられないのか本人にきちんとした理解のない場合(理解させるのは基本的には保護者の仕事ですが、それができない保護者もたくさんいます)理解のないまま放置しておくことは事故につながる。
本人だけでなく、クラスの他の児童生徒に対してもきちんとした説明が必要である。アレルギーに限らず、児童生徒の抱える疾患に関して他の児童生徒が理解していないところから事故やいじめに発展してしまう可能性がある。
注意すること
検査の結果でわかっているアレルゲンだけでなく、動物の毛には接触させない方がよい。ホコリやダニにも注意。
喘息の方がいる家庭ではふつう 畳やジュータンを取り除き、布団は念入りに掃除機をかけるなど発作予防のために努力している。
教室のカーテン、体育の時に使用する跳び箱やマットなど、ぬれぞうきんで拭けないようなものにはダニが生息しやすい。だからといって安直に殺虫剤は使用しないこと。殺虫剤がアレルギーを悪化させることも知られているし、ダニは生体より死骸の方が悪影響を及ぼすことも知られている。カーテンはマメに洗濯をし、マット類は天日干しの後掃除機でじっくり吸い取る方法が最もよい。扇風機やストーブのホコリなどにも注意する。
清掃の際のマスク着用は保護者の要請がなくとも行った方がよい。
中等症以上の気管支喘息の場合、運動するとゼイゼイする。
念入りに準備運動をさせ自分のペースを守らせる。
喘息発作は季節の変わり目(春秋)が多い。
長雨のシーズンになると体調を崩すことが多い。
朝体調がよくても、何かの刺激で急に発作を起こすこともある。
寝入りばなと明け方に発作が起きやすいので宿泊を伴う行事の際は注意。
子どものこころ
喘息は「過保護」だから起こるという認識を持っている人がいるが(昭和、平成時代にはそういう人がたくさんいたのです!(-_-;)
それは完全な誤りである。中には過干渉な保護者がいないわけではないが、保護者をそうさせてしまうほど、喘息の発作というものが怖いものだと思った方がよい。
喘息を持つ子供たち決して運動(マラソン)をさぼっているわけではない。忍耐はと根性では解決できないこと(運動によって誘発される発作)がある。
心は自律神経に影響を及ぼすから心理的な問題で発作が誘発されることはあることは否定しないが、多くの場合、過敏な気管支に外界からいろいろな刺激が与えられた結果、発作に至る。
喘息という疾患を持つ子供たちとは、発作の恐怖と闘いながら、忍耐を強いられている子どもたちである。病気に逃げているというような思いこみだけは絶対にしてはいけない。
2.アトピー性皮膚炎の生徒を受け入れる場合
アレルギーに準じた配慮が必要。
➁自分が同じ症状であったらどうして欲しいかと言うことを考えて対処する。→制服や校則について、臨機応変に対応する。
注意すること
アトピー性皮膚炎とはどんな病気か
アレルギー的な原因や接触刺激によってかゆみが生じ、それをかき壊しては悪化させるということを終わりが見えないまま通年で行っているのがアトピー性皮膚炎である。
アトピー性皮膚炎の児童生徒の衣服に配慮すること。
アトピーの患部は首周り、ひじやひざの裏に目立つ。その場所皮膚自体の特性や、汗や汚れが付きやすい場所であるというのがそこに多い一つの理由だと考えられるが、首周りについては洋服の「えりぐり」による刺激が原因で悪化していることが大変多い。制服のワイシャツや詰め襟などは最悪の衣服である。
体育着、ソックスやストッキングなど、指定されている服装ができない場合、対応が必要となる。
水泳実習の際、腰洗いそうには絶対入れないこと。重症であればプール自体にも入ることは出来ないが
3.化学物質過敏症の児童生徒を受け入れる場合
シックハウス症候群や化学物質過敏症の子どもたちへの対応はこの疾患についてほとんどの自治体や学校で前例がないために戸惑うことになる。
見た目には普通の子どもたちとほとんど変わらないが、日々の活動で、問題は確実に起こるので、早い段階でまず一般的な情報は出来るだけ多く収集しておく必要がある。
自分なりに情報を収集し、ある程度理解した上で保護者に向き合わないと何を言っているのかまったく理解できない可能性がある。
2.前例のないことにためらわない
この病気を持ってしまった子どもたちの苦痛は、一般的な人にとっては問題のないレベルのごくごく微量の化学物質で「突然」もたらされる。
しかも、予想のできないひどい症状として現れる。
「エー??そんな物がダメなんですか?わたしの一存ではどうにも出来ませんから管理職と検討させてください。」というようことが年に何度も、確実に起こる。
この疾患を持つ子どもが通常の生活をするためには、たとえそれがどんなにすばらしい物であったとしても、ダメだとわかった時点で迷わず使用を中止する以外ない。
しかし逆に言えば、「それ」さえ無ければその子は普通の生活ができるのだ。
「それ」は床ワックスだったり、工作に使う物であったり
教師の化粧品であったり、教科書のインクであったりするかもしれないが、「それ」さえなければ普通の児童と同じ行動がとれる。
あなたの学校にいる過敏症の子どもたちは、一生をあなたの学校で過ごすわけではない。
在籍期間、その間だけ配慮が必要。
私が、「今学校が使っているそのワックスを塗ると、子供の体調がとても悪くなるのでそれはかけないでほしい」と学校に申し入れたとき、
「ワックスがかけられないと、床が傷んでしまって、将来的に他の児童が転んでケガをする可能性があるからワックスをかけないわけにはいかない。」と校長から言われたが、
抜粋したものですが、超々ロングwwです。
私はこんな「うるせえ保護者」でした。モンスターペアレントですね、ほんと、ごめんなさい。
私はこんな「うるせえ保護者」でした。モンスターペアレントですね、ほんと、ごめんなさい。
もともとの私はものすごく大人しい人間で「もっと手を挙げて発言できないといけないよ」と小学校1年生の時の担任の先生には注意されたくらいです。
ただ、その後、父が病死し、母が再婚し…ということを経て、機能不全家族の中でのケアテイカー、ピエロとなり、さらにはその勢いで「明るいクリスチャン」を演じる大人となりました。
が、主は、私を本来の私に戻すため、新しい家族(夫と娘)をお与えくださり、いかついモンスターに成長!!
が、主は、私を本来の私に戻すため、新しい家族(夫と娘)をお与えくださり、いかついモンスターに成長!!
ごほん、(咳払い)
モンスターになったつもりは全くなく、
感じたこと考えたことをきちんと人に伝えなければいけない、ちゃんと話さなければ伝わらない、ということを学んだのです。
時代は平成から令和となり、食物アレルギーにかかわる悲惨な事件などを経て、学校もずいぶん進歩したように感じます。
ただ、教員の不足は深刻で・・・本当に困りましたね・・・。
アレルギー等過敏症児童生徒に配慮した学校運営を
はじめに
アレルギー疾患は、近年、増加の傾向にある。特に、小児気管支喘息やアトピー性皮膚炎は、その症状がつらく、長引くことから、本人はもとよりその家族の生活にも大きな影響を与える深刻な問題となっている。群馬県においても例外ではなく、たとえば●●町の保健調査による結果を見ても多くの児童生徒がこれらのアレルギー疾患を抱えていることがわかる。
また、近年クローズアップされるようになったいわゆるシックハウス症候群(化学物質過敏症)についても、学術的にはいまだ研究途上とはいうものの、本県でも少なからずそのような疾患の疑いと考えられる児童生徒の存在はある。
かつてアレルギー疾患はごくまれに見られる「特異体質」と分類されていたが、その増加とともに学校現場においてもごく当たり前に見られる疾患となった。しかしその一方で、そのような児童生徒に対する対応には大変なおくれがあり、好ましくない環境での生活を強いられている。
患者の増加により一般化した印象はあるが、一歩間違えば死に至る疾患なのだということを十分理解した上での学校運営を強く望む。
各種過敏症児童生徒の増加と学校生活における諸問題
全国調査(H12)における小中学生(6~15歳)のアレルギー疾患有症率は、 厚生省(現厚生労働省)アレルギー総合研究事業研究班・長期慢性疾患総合研究事業アレルギー疫学の研究によると、ぜん息5.0% ぜん鳴5.4% アトピー性皮膚炎7.5% アレルギー性鼻炎19.5% アレルギー性結膜炎11.0% 何らかのアレルギー疾患32.6%である。
また全国調査と同時期の、私が居住する自治体の学校教育課によって開示されたアレルギーに関する調査によれば、
アレルギー性の小児喘息である児童生徒が
5357人中265人ということで全体の約5%、
アトピー性皮膚炎の児童生徒が5357人中166人ということで全体の約3%となっている。
つまり、各クラスには必ず何らかのアレルギー疾患を持つ児童生徒が存在しているということである。
アレルギー疾患は、近年、増加の傾向にある。特に、小児気管支喘息やアトピー性皮膚炎は、その症状がつらく、長引くことから、本人はもとよりその家族の生活にも大きな影響を与える深刻な問題となっている。群馬県においても例外ではなく、たとえば●●町の保健調査による結果を見ても多くの児童生徒がこれらのアレルギー疾患を抱えていることがわかる。
また、近年クローズアップされるようになったいわゆるシックハウス症候群(化学物質過敏症)についても、学術的にはいまだ研究途上とはいうものの、本県でも少なからずそのような疾患の疑いと考えられる児童生徒の存在はある。
かつてアレルギー疾患はごくまれに見られる「特異体質」と分類されていたが、その増加とともに学校現場においてもごく当たり前に見られる疾患となった。しかしその一方で、そのような児童生徒に対する対応には大変なおくれがあり、好ましくない環境での生活を強いられている。
患者の増加により一般化した印象はあるが、一歩間違えば死に至る疾患なのだということを十分理解した上での学校運営を強く望む。
各種過敏症児童生徒の増加と学校生活における諸問題
全国調査(H12)における小中学生(6~15歳)のアレルギー疾患有症率は、 厚生省(現厚生労働省)アレルギー総合研究事業研究班・長期慢性疾患総合研究事業アレルギー疫学の研究によると、ぜん息5.0% ぜん鳴5.4% アトピー性皮膚炎7.5% アレルギー性鼻炎19.5% アレルギー性結膜炎11.0% 何らかのアレルギー疾患32.6%である。
また全国調査と同時期の、私が居住する自治体の学校教育課によって開示されたアレルギーに関する調査によれば、
アレルギー性の小児喘息である児童生徒が
5357人中265人ということで全体の約5%、
アトピー性皮膚炎の児童生徒が5357人中166人ということで全体の約3%となっている。
つまり、各クラスには必ず何らかのアレルギー疾患を持つ児童生徒が存在しているということである。
学校の現状
文部科学省が平成13年1月29日に各都道府県にあてた通達「室内空気中化学物質の室内濃度指針値及び総揮発性有機化合物の室内濃度暫定目標値等について(依頼)」によれば
「厚生労働省より示された指針値を下回る微量な濃度の化学物質や、その他の化学物質にごく微量でも反応する過敏症の児童生徒については、その原因となる物質や量、当該 児童生徒の症状などが多種多様であることから、各学校において、養護教諭を含む教職員、学校医等が連携しつつ、個々の児童生徒の実態を把握し、支障なく学校生活を送ることができるよう配慮して教育を行ったり、必要に応じて就学指定の変更を行うなど個別の配慮をされるようお願いします。」
ということになっている。
しかし、実際に公立小学校に入学してみてわかったことは、
学校は、過敏症の児童を持つ保護者からつきつけられる初耳の難題を校長判断で次から次へ冷や汗をかきながらこなさなければならないという大変に気の毒な、しかし子どもの立場からすると恐ろしい状況であるということである。
たとえば、床にかける「ワックス」によって体調を崩すので校舎中にかけるのをやめてほしいと申し出た事があったが、かなり難色を示された。おそらく県内のどの公立学校に対して要求したとしてもほとんどが同じ反応だろうと思う。学校はこれまでにワックスをかける以外床の美観を保つ方法を考えたこともなかっただろうし、ワックスの成分が児童生徒に対して有害であるとの指摘は以前からあったものの事実上の被害が目に見えなかったことから「床にはワックスをかけるのが管理上当然」という「慣例」を持っているからである。
しかしだからといって、「慣例」を突き崩せずに対応が遅れるとすれば、過敏症の児童生徒にとっては教育を受ける権利を侵されたり、身体に傷害を与えられることとなる。
「厚生労働省より示された指針値を下回る微量な濃度の化学物質や、その他の化学物質にごく微量でも反応する過敏症の児童生徒については、その原因となる物質や量、当該 児童生徒の症状などが多種多様であることから、各学校において、養護教諭を含む教職員、学校医等が連携しつつ、個々の児童生徒の実態を把握し、支障なく学校生活を送ることができるよう配慮して教育を行ったり、必要に応じて就学指定の変更を行うなど個別の配慮をされるようお願いします。」
ということになっている。
しかし、実際に公立小学校に入学してみてわかったことは、
学校は、過敏症の児童を持つ保護者からつきつけられる初耳の難題を校長判断で次から次へ冷や汗をかきながらこなさなければならないという大変に気の毒な、しかし子どもの立場からすると恐ろしい状況であるということである。
たとえば、床にかける「ワックス」によって体調を崩すので校舎中にかけるのをやめてほしいと申し出た事があったが、かなり難色を示された。おそらく県内のどの公立学校に対して要求したとしてもほとんどが同じ反応だろうと思う。学校はこれまでにワックスをかける以外床の美観を保つ方法を考えたこともなかっただろうし、ワックスの成分が児童生徒に対して有害であるとの指摘は以前からあったものの事実上の被害が目に見えなかったことから「床にはワックスをかけるのが管理上当然」という「慣例」を持っているからである。
しかしだからといって、「慣例」を突き崩せずに対応が遅れるとすれば、過敏症の児童生徒にとっては教育を受ける権利を侵されたり、身体に傷害を与えられることとなる。
(具体例省略)
・・・
食物アレルギーに関して言えば、反応は一定しているわけではなく、その日の体調などによってアナフィラキシーショックを起こす場合もあるという非常にデリケートな疾患である。しかし、学校がこうした過敏症児の危険についてどれだけ認識しているかということに関して疑問を感じている。管理栄養士や養護教諭だけでなく、子どもに関わる全ての教職員が、この増加の一途をたどるアレルギー疾患についてしっかりとした理解がないことに過敏症児童の保護者として大変な怖さを感じる。
(中略)
「保護者からの連絡に基づいてきちんと注意をすれば十分」と言う教職員もいたが、学校でおこるすべてのことにその都度保護者の判断を仰ぐことは出来ないということを忘れないでほしいと思う。また、学校生活のすべてを保護者に予測することは困難であること、保護者にとって自分の子どもの疾患はごく日常的なことであるため、何をどこまで話しておく必要があるのかわからない場合が多いということに気付いていただきたい。
実際、我が子の場合も「要望があれば伺います」と学校側からあらかじめ言っていただいたが、「そこまで言わなければわからないのだろうか」ということが少なからずあった。
過敏症児が学校生活で突き当たる一般的な問題
過敏症の児童生徒が学校生活を送る上で突き当たる問題の原因は3つある。1つめは、前述したワックスの問題のような慣例の頑なさ、もしくはわかっていても後回しにしている改善されない制度によるものであり、2つめは「喘息=過保護」というような教師の思いこみ、そして3つめは学校の持つ「病気に関する情報」の乏しさである。
制度上の問題として食物アレルギーを持つ子どもたちの給食のことがある。「食育」という観点からひとつの学習として重要視されている給食であるが、食物アレルギーの子どもや親にとって見るとこれが大変な悩みである。子どもは他人と同じものを食べられない屈辱や寂しさを味わい、親はそんな子どもを気遣いながら必死で似た弁当を作る。除去食対応をしてくれるという流れもあるが、全体から見るとわずかであり、治療食という観点で作られている病院の食事のような完全な配慮はまだない。給食が「保護者に楽をさせる」ためのものでは決してなく、「学習」として位置づけられるなら、食物アレルギー児童生徒のための給食について国は、そして県や市ももっと真剣に取り組むべきではないのだろうか。
2つめの「思いこみ」が今の世の中に存在するとは信じがたいことであったが、
(具体例省略)
運動によって喘息が誘発されたり、大気中にある見えないアレルゲンを吸ってしまったり、温度の変化、気圧の変化でも喘息発作は起こる。喘息児は病気に逃げる弱い子なのではなく、病気のゆえに不本意さを味わっている子どもであるということを知っていただきたい。
3つめの事に関しては、児童生徒を理解するという観点で、関心を持って意欲的に情報を得る努力をしていただきたい。たとえば、以下に列挙するものは学校でよく見かけるものであるが、アレルギー疾患等の患者がアレルギー科の医師の指導を受けて注意しているものやことである。医師の指導のもと家庭で気をつけたとしても、長時間生活している学校には大量の「悪いもの(事)」が存在している。教育上、衛生上やむを得ないものもあるが、近年のアレルギー疾患等の児童生徒の増加をふまえ、「これ以上患者を増やさない」「すでに疾患を抱えているものについては悪化させない」との視点で、物事のやり方、使用物の変更や中止を考える時期ではないだろうか。
①校舎内にあると考えられるアレルギー疾患等を悪化させる化学物質
音楽室のピアノに入れてある防虫剤、マジック・フェルトペン(有機溶剤使用)、ワックス(可塑剤としての有機リン化合物)、トイレの防臭剤パラゾール(パラジクロロベンゼン)、消毒薬や殺虫剤の類。
②校舎内の生活でアレルギー疾患等を悪化させると考えられる化学物質以外のもの
長期間使わなかったストーブやエアコンを使用開始前に掃除しない事によるホコリ・ダニカビ、玄関マット・じゅうたん・カーペットの類に付着したホコリ・ダニ、油粘土・小麦粘土に触っての接触性アレルギー、アレルギーが強い食品を含む給食内容のときの給食当番(給食をこぼして接触する危険)
③校庭(校外活動)でアレルギー疾患等を悪化させる化学物質
除草剤・殺虫剤、プールの消毒に使用する塩素(特に腰洗い槽)、
(省略)
学校で各種過敏症児童生徒を受け入れるということ
各種過敏症児童生徒が増加し、ごく一般的な疾患との印象はあっても、それは単に数として一般化されただけなのであって、疾患そのものについてはこれという特効薬が開発されたわけでもなく相変わらず非常にデリケートなものであり大変な注意のいるものであることは前述の通りである。給食による食物アレルギーが原因のショック死というような事故は絶対に防がなければいけない。
3つめの事に関しては、児童生徒を理解するという観点で、関心を持って意欲的に情報を得る努力をしていただきたい。たとえば、以下に列挙するものは学校でよく見かけるものであるが、アレルギー疾患等の患者がアレルギー科の医師の指導を受けて注意しているものやことである。医師の指導のもと家庭で気をつけたとしても、長時間生活している学校には大量の「悪いもの(事)」が存在している。教育上、衛生上やむを得ないものもあるが、近年のアレルギー疾患等の児童生徒の増加をふまえ、「これ以上患者を増やさない」「すでに疾患を抱えているものについては悪化させない」との視点で、物事のやり方、使用物の変更や中止を考える時期ではないだろうか。
①校舎内にあると考えられるアレルギー疾患等を悪化させる化学物質
音楽室のピアノに入れてある防虫剤、マジック・フェルトペン(有機溶剤使用)、ワックス(可塑剤としての有機リン化合物)、トイレの防臭剤パラゾール(パラジクロロベンゼン)、消毒薬や殺虫剤の類。
②校舎内の生活でアレルギー疾患等を悪化させると考えられる化学物質以外のもの
長期間使わなかったストーブやエアコンを使用開始前に掃除しない事によるホコリ・ダニカビ、玄関マット・じゅうたん・カーペットの類に付着したホコリ・ダニ、油粘土・小麦粘土に触っての接触性アレルギー、アレルギーが強い食品を含む給食内容のときの給食当番(給食をこぼして接触する危険)
③校庭(校外活動)でアレルギー疾患等を悪化させる化学物質
除草剤・殺虫剤、プールの消毒に使用する塩素(特に腰洗い槽)、
(省略)
学校で各種過敏症児童生徒を受け入れるということ
各種過敏症児童生徒が増加し、ごく一般的な疾患との印象はあっても、それは単に数として一般化されただけなのであって、疾患そのものについてはこれという特効薬が開発されたわけでもなく相変わらず非常にデリケートなものであり大変な注意のいるものであることは前述の通りである。給食による食物アレルギーが原因のショック死というような事故は絶対に防がなければいけない。
事故を防ぐために必要なこと、それは教職員がしっかりとした知識を持つことと、見た目には健常児とほとんど変わらない子どもたちではあっても特に気を配って細かい観察をすることである。
親たちは子どもが産まれて以来6年間、苦悩しつつ疾患と格闘しやっとたどり着く「就学」である。その子どもが受け入れられ、毎日長い時間過ごすことになる学校が今まで通りの変わらないやり方で運営出来るはずがないということを学校関係者は忘れてはならない。昨日までの常識が、今日からは全く受け付けられないということが親を苦しめているように、学校も「受け入れる」のならば、それと同じ苦しみを背負うしかない。
学校が、この増加する疾患の児童生徒をこれからも今と同じ形で受け入れていくのであれば、目に見える形で障害を持つ児童生徒への配慮を行うようになったことと同様に必要な環境整備をきちんと予算をとって行うことが必要となる。また、この疾患は介助者のような専門家に任せることの出来ない、日常生活における細部にわたっての注意を必要とする疾患であるから、一部の職員だけではなく、教職員全体に対する研修も欠かすことは出来ない。すべての学校でそれが行えなければ、各種過敏症児にとって真に安全な教育環境は保障されない。
しかし、増加しているとはいえあくまでも少数派でありそこまで保障することが出来ないという考え方がないとは言えない。もしもそうした意見があるならば、せめて各市町村に1校もしくは各教育事務所管内に1校、知識のある教職員が配置され、しっかりと環境整備されたアレルギーや化学物質過敏症の児童生徒が安心して義務教育を受けられる学校を、特別に指定するべきである。
各種過敏症児童生徒の数がどこまで増加するのか、それとも減少に向かうのか予想は出来ないが、少なくともいま存在する病児を守るために学校の運営の仕方は見直さなければならない。
学校が、この増加する疾患の児童生徒をこれからも今と同じ形で受け入れていくのであれば、目に見える形で障害を持つ児童生徒への配慮を行うようになったことと同様に必要な環境整備をきちんと予算をとって行うことが必要となる。また、この疾患は介助者のような専門家に任せることの出来ない、日常生活における細部にわたっての注意を必要とする疾患であるから、一部の職員だけではなく、教職員全体に対する研修も欠かすことは出来ない。すべての学校でそれが行えなければ、各種過敏症児にとって真に安全な教育環境は保障されない。
しかし、増加しているとはいえあくまでも少数派でありそこまで保障することが出来ないという考え方がないとは言えない。もしもそうした意見があるならば、せめて各市町村に1校もしくは各教育事務所管内に1校、知識のある教職員が配置され、しっかりと環境整備されたアレルギーや化学物質過敏症の児童生徒が安心して義務教育を受けられる学校を、特別に指定するべきである。
各種過敏症児童生徒の数がどこまで増加するのか、それとも減少に向かうのか予想は出来ないが、少なくともいま存在する病児を守るために学校の運営の仕方は見直さなければならない。
アレルギー等過敏症児童生徒に配慮した学校運営をするということは一見すると過敏症患者のための配慮にすぎないかもしれないが環境整備という点だけに着目すれば、普通の人にとっても身体によい健康的な環境であるということに気付いてほしい。
児童生徒の生涯にわたる健康と、その子どもたちの子孫の健康までを意識した学校運営を、私たち過敏症児を抱える親のみならずすべての親は願っているはずである。
アレルギー・アトピー・化学物質過敏症 児童生徒受け入れマニュアル
1.アレルギーの児童生徒を受け入れる場合
担任としての心構え
①見た目には健康そうでありふれた疾患という印象を受けがちであるが、繊細な配慮が必要な特異体質であることを忘れないこと.悪条件が重なると、運動しただけでアナフィラキシーショックを起こすこともあるので注意して観察すること。
②疾患に関する知識が乏しい場合、そのことを保護者に伝えてもよいが、関心を持って取り組んでいるということを折にふれ伝えていく。
③保護者からの情報がすべてとは思わないこと。
自分や自分の家族が病気になったのと同じ心で、積極的に情報収集する。
【教師が保護者からの情報がすべてだと思ってはいけない理由】
一つには、保護者は学校内の細かいことを知らないからです。
学校で起こる危険について完全に予見し必要事項を申告することは不可能です。
二つめ、保護者にとって我が子の疾患は日常的すぎるからです。
先生が何をわからないのかがわからないことが多いものです。
三つめ、保護者の考え方には差違があるからです。
一口に子どもがアレルギーであると言っても、保護者はいろいろです。
症状は同程度でも、薬を使っている子どももいれば全く通院していない子どももいます。
また、アレルギーというものに対する理解度もまちまちです。
必要な情報であっても保護者自身がわかっていないため伝えられなかったり
必要なことであっても(たとえば代替食持参など)拒否する場合もあります。
学校生活の中では、教師が保護者の代わりを務めなければなりません。
子どもたちが安全に学校生活を送ることが出来るようご理解をお願いいたします。
【関心を持って取り組んでいるということを折にふれ伝えていくということの必要性】
アレルギー、アトピー児の保護者は、早いかたではお子さんが生後まもなくよりその疾患ゆえの苦しみを味わっています。「苦しみ」とは、自分がこれまで当たり前に行ってきたことを次々に否定されることに始まります。
あれがダメこれがダメと医師から注意を受けながらの食事を制限、そして掃除にしろ洗濯にしろ簡便な現代を敵に回したような「面倒くさい」生活の開始です。
その上、周囲の人たちの心ない言動(症状が治まらないのは親が悪い、こんな体質はうちの家系にはいなかった、卵が食べさせられないなんてかわいそう、気にしすぎではないのか、等々)に傷つけられます。
しかしそうまでしても我が子の具体的症状はいっこうに改善しないし、治療をしてくれる医師のやり方にまで信じられなくなってしまったりという、保護者の心は常に落ち着かず、不安で、人を信じられない状況にあります。
しかしそうまでしても我が子の具体的症状はいっこうに改善しないし、治療をしてくれる医師のやり方にまで信じられなくなってしまったりという、保護者の心は常に落ち着かず、不安で、人を信じられない状況にあります。
そういう状況で6年間過ごしてやっと迎える就学であるということをご理解ください。
国が定めた基準はクリアしているとはいえ、アレルギー治療の観点からすれば自宅の数倍は不衛生で、家にはない毒物(化学物質)がごろごろしている未知の場所に、大切な我が子を預けることがどれだけ不安であるか、
ご理解いただければありがたい、と思います。
国が定めた基準はクリアしているとはいえ、アレルギー治療の観点からすれば自宅の数倍は不衛生で、家にはない毒物(化学物質)がごろごろしている未知の場所に、大切な我が子を預けることがどれだけ不安であるか、
ご理解いただければありがたい、と思います。
【信頼を築くために必要なことはコミュニケーション】
アレルギーの子供を持つ親同士の会話の中に、「幼稚園は安心だったが小学校は…」というものがありました。幼稚園という教育機関は学校と比べ教師と保護者の関係がより密接です。おそらくそれが「配慮をしてもらっている」という安心感につながっているのではないか、と思います。
アレルギーにかかわらず様々な疾患を抱える児童にかかわる先生方が、病気をどの程度理解しているのか、その児童生徒のためにどこをどう改善したのか、学校として行った工夫はどんなものなのか言葉にして伝えること、それが安心と信頼につながります。
担任に求められる具体的な配慮について
①食物アレルギー
注意すること
アレルゲンとなる食品は飲み込まなくともアレルギーは起こるので注意する。
皮膚に接触するだけでも口に含んだだけでもアレルギーは起こる。
アレルゲンである食品を含む配膳作業も行わせてはいけない。
アレルゲンとなる食品は飲み込まなくともアレルギーは起こるので注意する。
皮膚に接触するだけでも口に含んだだけでもアレルギーは起こる。
アレルゲンである食品を含む配膳作業も行わせてはいけない。
遠足、調理実習、などでアレルゲンとなる食品に絶対触れることがないよう考慮する。
どうしてもアレルゲンとなる食品を使用しなければならないときには、疾患を持つ児童生徒がどういう形で参加できるかよく考えておく。欠席させることが当たり前と考えるのではなく、どうやったら参加できるかということを「まずは」考えてほしい。
給食については…(平成初期の学校と令和の学校ではかなり状況が違うと思いますので、この項目は省略いたします)
子どものこころ
同じ給食が食べられない、同じことが出来ないということは子どもにとってはつらいことだということを忘れないでください。
どうしてもアレルゲンとなる食品を使用しなければならないときには、疾患を持つ児童生徒がどういう形で参加できるかよく考えておく。欠席させることが当たり前と考えるのではなく、どうやったら参加できるかということを「まずは」考えてほしい。
給食については…(平成初期の学校と令和の学校ではかなり状況が違うと思いますので、この項目は省略いたします)
子どものこころ
同じ給食が食べられない、同じことが出来ないということは子どもにとってはつらいことだということを忘れないでください。
嫌いなものを食べないというのは楽な話だが、好きなものなのに検査の結果食べられなくなった場合、本人にとっては相当のストレスである。(しかも、そういうケースが少なからずある)
なぜ食べられないのか本人にきちんとした理解のない場合(理解させるのは基本的には保護者の仕事ですが、それができない保護者もたくさんいます)理解のないまま放置しておくことは事故につながる。
本人だけでなく、クラスの他の児童生徒に対してもきちんとした説明が必要である。アレルギーに限らず、児童生徒の抱える疾患に関して他の児童生徒が理解していないところから事故やいじめに発展してしまう可能性がある。
②気管支喘息
注意すること
検査の結果でわかっているアレルゲンだけでなく、動物の毛には接触させない方がよい。ホコリやダニにも注意。
喘息の方がいる家庭ではふつう 畳やジュータンを取り除き、布団は念入りに掃除機をかけるなど発作予防のために努力している。
教室のカーテン、体育の時に使用する跳び箱やマットなど、ぬれぞうきんで拭けないようなものにはダニが生息しやすい。だからといって安直に殺虫剤は使用しないこと。殺虫剤がアレルギーを悪化させることも知られているし、ダニは生体より死骸の方が悪影響を及ぼすことも知られている。カーテンはマメに洗濯をし、マット類は天日干しの後掃除機でじっくり吸い取る方法が最もよい。扇風機やストーブのホコリなどにも注意する。
清掃の際のマスク着用は保護者の要請がなくとも行った方がよい。
中等症以上の気管支喘息の場合、運動するとゼイゼイする。
念入りに準備運動をさせ自分のペースを守らせる。
喘息発作は季節の変わり目(春秋)が多い。
長雨のシーズンになると体調を崩すことが多い。
朝体調がよくても、何かの刺激で急に発作を起こすこともある。
寝入りばなと明け方に発作が起きやすいので宿泊を伴う行事の際は注意。
発作の際の処置については保護者、必要ならば校医や児童生徒の主治医に確認しておくと安心できる。
アレルギー疾患は増加の一途なので、学校として研修を行うことも検討してほしい。
アレルギー疾患は増加の一途なので、学校として研修を行うことも検討してほしい。
子どものこころ
喘息は「過保護」だから起こるという認識を持っている人がいるが(昭和、平成時代にはそういう人がたくさんいたのです!(-_-;)
それは完全な誤りである。中には過干渉な保護者がいないわけではないが、保護者をそうさせてしまうほど、喘息の発作というものが怖いものだと思った方がよい。
喘息を持つ子供たち決して運動(マラソン)をさぼっているわけではない。忍耐はと根性では解決できないこと(運動によって誘発される発作)がある。
心は自律神経に影響を及ぼすから心理的な問題で発作が誘発されることはあることは否定しないが、多くの場合、過敏な気管支に外界からいろいろな刺激が与えられた結果、発作に至る。
喘息という疾患を持つ子供たちとは、発作の恐怖と闘いながら、忍耐を強いられている子どもたちである。病気に逃げているというような思いこみだけは絶対にしてはいけない。
2.アトピー性皮膚炎の生徒を受け入れる場合
担任としての心構え
①繊細な配慮が必要な特異体質であることを忘れないこと。アレルギーに準じた配慮が必要。
➁自分が同じ症状であったらどうして欲しいかと言うことを考えて対処する。→制服や校則について、臨機応変に対応する。
担任に求められる具体的な配慮について
注意すること
アトピー性皮膚炎とはどんな病気か
アレルギー的な原因や接触刺激によってかゆみが生じ、それをかき壊しては悪化させるということを終わりが見えないまま通年で行っているのがアトピー性皮膚炎である。
アトピー性皮膚炎の児童生徒の衣服に配慮すること。
アトピーの患部は首周り、ひじやひざの裏に目立つ。その場所皮膚自体の特性や、汗や汚れが付きやすい場所であるというのがそこに多い一つの理由だと考えられるが、首周りについては洋服の「えりぐり」による刺激が原因で悪化していることが大変多い。制服のワイシャツや詰め襟などは最悪の衣服である。
体育着、ソックスやストッキングなど、指定されている服装ができない場合、対応が必要となる。
水泳実習の際、腰洗いそうには絶対入れないこと。重症であればプール自体にも入ることは出来ないが
(昭和平成時代には重要でしたが、令和なので腰洗い槽についての項は省略します)
基本的には皮膚炎の児童生徒は学校のプールに入れないことになっているが、アトピーは(通常は)とびひのような感染性の疾患ではないことと気管支喘息を併発している場合には身体的な機能向上のために医師から水泳を推奨されている場合も多い。その際、患部保護のため白色ワセリンなどを塗ることがある。
(今の時代=令和 では、学校での水泳の授業もなくなっているのでしょうか?)
子どものこころ
かゆいということは時として痛みよりも苦痛であるということを忘れないで。
アトピー性皮膚炎のかゆみは、かゆみ止めの薬を使っても全く軽減しないことの方が多い。
虫さされやじんましんの経験から想像して頂けると思うが、あのかゆみが身体のいたるところに来る日も来る日もとどまることなく起こっているのである。そして、医師からも保護者からも「かいちゃだめ!」と注意される。これがどれほどの苦痛であるか。
子どものこころ
かゆいということは時として痛みよりも苦痛であるということを忘れないで。
アトピー性皮膚炎のかゆみは、かゆみ止めの薬を使っても全く軽減しないことの方が多い。
虫さされやじんましんの経験から想像して頂けると思うが、あのかゆみが身体のいたるところに来る日も来る日もとどまることなく起こっているのである。そして、医師からも保護者からも「かいちゃだめ!」と注意される。これがどれほどの苦痛であるか。
皮膚病ははっきり言って見た目が悪い。人には見た目の悪いものに対する嫌悪感というものが生まれながらにしてあるのか、私自身たくさんの悪口や周囲の人の忌避行為を経験した。
しかし、好きで皮膚炎を患っているわけではない。本人には何の責任もない。それどころか、少しでもよくなりたい、きれいになりたいといつだって考えているのである。
その苦しみが、正しい疾患の理解によって少しでも軽減されれば、と思う。
重症であったり顔の症状が強い場合、(本人や保護者の意向にもよるが)学級の他の児童生徒に対して、きちんとした説明が必要である。理解がないところから「いじめ」に発展することは多い。逆に、「疾患について説明する」という担任の行動が学級の連帯感を生むきっかけになる場合もある。
ただし、先走りはせず、必ず本人や保護者の意向を確かめてから行うこと。
しかし、好きで皮膚炎を患っているわけではない。本人には何の責任もない。それどころか、少しでもよくなりたい、きれいになりたいといつだって考えているのである。
その苦しみが、正しい疾患の理解によって少しでも軽減されれば、と思う。
重症であったり顔の症状が強い場合、(本人や保護者の意向にもよるが)学級の他の児童生徒に対して、きちんとした説明が必要である。理解がないところから「いじめ」に発展することは多い。逆に、「疾患について説明する」という担任の行動が学級の連帯感を生むきっかけになる場合もある。
ただし、先走りはせず、必ず本人や保護者の意向を確かめてから行うこと。
3.化学物質過敏症の児童生徒を受け入れる場合
学級担任にできること
1.情報をたくさん集める。シックハウス症候群や化学物質過敏症の子どもたちへの対応はこの疾患についてほとんどの自治体や学校で前例がないために戸惑うことになる。
見た目には普通の子どもたちとほとんど変わらないが、日々の活動で、問題は確実に起こるので、早い段階でまず一般的な情報は出来るだけ多く収集しておく必要がある。
自分なりに情報を収集し、ある程度理解した上で保護者に向き合わないと何を言っているのかまったく理解できない可能性がある。
2.前例のないことにためらわない
この病気を持ってしまった子どもたちの苦痛は、一般的な人にとっては問題のないレベルのごくごく微量の化学物質で「突然」もたらされる。
しかも、予想のできないひどい症状として現れる。
「エー??そんな物がダメなんですか?わたしの一存ではどうにも出来ませんから管理職と検討させてください。」というようことが年に何度も、確実に起こる。
この疾患を持つ子どもが通常の生活をするためには、たとえそれがどんなにすばらしい物であったとしても、ダメだとわかった時点で迷わず使用を中止する以外ない。
しかし逆に言えば、「それ」さえ無ければその子は普通の生活ができるのだ。
「それ」は床ワックスだったり、工作に使う物であったり
教師の化粧品であったり、教科書のインクであったりするかもしれないが、「それ」さえなければ普通の児童と同じ行動がとれる。
ダメな物はすぐにその子どもの周りから遠ざけること。
どうしようかと悩んでいる間に子どもの症状は進む。
「それ」がある限り、疾患を持つ児童生徒は登校できず
登校させると、もっともっと反応が鋭敏に起こるようになったり、
もっともっと多くの化学物質に対して反応を起こすようになる可能性がある。
どうしようかと悩んでいる間に子どもの症状は進む。
「それ」がある限り、疾患を持つ児童生徒は登校できず
登校させると、もっともっと反応が鋭敏に起こるようになったり、
もっともっと多くの化学物質に対して反応を起こすようになる可能性がある。
危ないものは「すぐに」遠ざけ、検討会議は「あとで」じっくりと。
3.自分自身ならどうしてほしいかを考えて
3.自分自身ならどうしてほしいかを考えて
あなたの学校にいる過敏症の子どもたちは、一生をあなたの学校で過ごすわけではない。
在籍期間、その間だけ配慮が必要。
私が、「今学校が使っているそのワックスを塗ると、子供の体調がとても悪くなるのでそれはかけないでほしい」と学校に申し入れたとき、
「ワックスがかけられないと、床が傷んでしまって、将来的に他の児童が転んでケガをする可能性があるからワックスをかけないわけにはいかない。」と校長から言われたが、
あなたの学校で同じ事が申し入れられたとき、あなたならどう対応するだろうか。
対応に困ったとき教師が忘れてはいけないこと
人が迷ったり頓珍漢な対応をしてしまうのは、前例やマニュアルがないからではなく、他人事だと考えているから。
自分が相手の立場であったらどうしてほしいだろうか、という視点を持つことによって、しなければいけないことをすぐに判断できるようになる。
4.コーディネーターの役割を
この疾患はアレルギーとは違い担任や学校の職員が理解しているだけではすまないことが多い。いろいろな点でご理解ご協力いただかなければならない事がたくさんあるため保護者全体に説明しておくことが必要。
5.あすは我が身
自覚のない方もあろうが、自宅や校舎の増改築によってシックハウス症候群に、もしくはそれ以外でもなにがしかの有害物質曝露によっていつなんどきこの疾患を患うようになるか予想がつかない現代。
対応に困ったとき教師が忘れてはいけないこと
人が迷ったり頓珍漢な対応をしてしまうのは、前例やマニュアルがないからではなく、他人事だと考えているから。
自分が相手の立場であったらどうしてほしいだろうか、という視点を持つことによって、しなければいけないことをすぐに判断できるようになる。
4.コーディネーターの役割を
この疾患はアレルギーとは違い担任や学校の職員が理解しているだけではすまないことが多い。いろいろな点でご理解ご協力いただかなければならない事がたくさんあるため保護者全体に説明しておくことが必要。
5.あすは我が身
自覚のない方もあろうが、自宅や校舎の増改築によってシックハウス症候群に、もしくはそれ以外でもなにがしかの有害物質曝露によっていつなんどきこの疾患を患うようになるか予想がつかない現代。
頭痛や吐き気などといった急性中毒の症状が出るような経験が無くても、たとえ低濃度であれ有害揮発物質を反復してあびれば、化学物質過敏症と言われるような症状や、自律神経の異常や免疫の異常などが出てくる可能性は高くなる。
化学物質に敏感な児童に配慮をすることは、一見すると特殊なことをしているようだが、実際には他の児童生徒全員、そして教師の健康を守ることにもなるということをぜひ忘れないでほしい。