バベルの塔とハルマゲドン(3)隠れたミグドル
出エジプト記14章2節にミグドルという地名が登場します。 「イスラエルの人々に告げ、引き返して、 ミグドル と海との間にあるピハヒロテの前、バアルゼポンの前に宿営させなさい。あなたがたはそれにむかって、海のかたわらに宿営しなければならない。 ・・・(口語訳) ミグドルという言葉は Strong's Hebrew 4024 מִגְדּוֹל 聖書の中に6回登場する言葉で、 この出エジプト記14章2節のほかに 民数記33章7節エタムを出立してバアル・ゼポンの前にあるピハヒロテに引き返して ミグドル の前に宿営し、 エレミヤ書44章1節エジプトの地に住んでいるユダヤ人すなわち ミグドル 、タパネス、メンピス、パテロスの地に住む者の事についてエレミヤに臨んだ言葉、 エレミヤ書46章14節「エジプトで宣べ、 ミグドル で告げ示し、 またメンピスとタパネスに告げ示して言え、 『堅く立って、備えせよ、 つるぎがあなたの周囲を、滅ぼし尽すからだ』。 エゼキエル書29章10節見よ、わたしはあなたとあなたの川々の敵となって、エジプトの地を ミグドル からスエネまで、エチオピヤの境に至るまで、ことごとく荒し、むなしくする。 エゼキエル書30章6節主はこう言われる、 エジプトを助ける者は倒れ、 その誇る力はうせる。 ミグドル からスエネまで、 人々はつるぎによってそのうちに倒れると 主なる神が言われる。 この6か所については 地名 としての ミグドル ですが 実は 地名ではなく 「塔」 という意味での ミグドル という単語がサムエル記下22章51節にあります。 で、サムエル記下22章のところはダビデの詩でありまして、詩篇18篇と共通するものなので、詩編18編51節にもミグドルという言葉があります。 しかし、日本語の聖書ではミグドルという言葉、つまり「塔」という言葉を「塔」とは訳さず、ミグドルのもととなった言葉だとされるgadal Strong's Hebrew 1431の持つgreatというような意味を充てています。 それはおそらく מגדיל מִגְדּ֖וֹל のどちらであるかはっきりしていないからなのだ、とは思うのですが 日本語の聖書ではサムエル記下22章を読んでも詩篇18編を読んでもミグドルを見出すことはできません。...