בראשית ברא אלהים את השמים ואת הארץ
今朝は台所で שמיםシャマイム 天 という単語を眺めていました。
シャマイムの中にמיםマイム=水 右から読んでも左から読んでもマイムである「水」 が入っていることはカタカナで書いても気づくわけですが、
じゃあשシャは何なのか。
שは「歯の形」から出来た文字だということになっているので、
「歯」だから「食べること」に関係するとか、
「食べること」だから「親しく交わること」だというような
そういう話はよく聞きます。
あとは、
שׁרץシャラツという単語があって、
これは創世記の中にたくさん登場する言葉なのですが、「群がるとか増殖する」という意味があるわけです。
で、このשׁרץシャラツのニュアンスを感じる単語が、一般論ではなく個人的な意見と言うか気分としてありまして
それはשׁ(sh音)ではなくשׂ(s音)の方ではあるのですが
עשׂבエセブ
これは「草」。草と言えばなんといっても除草が大変!(笑)という個人的な感想がありまして、
שׁרץシャラツとעשׂבエセブ このあたりから推測するならば、「いっぱいある、たくさんある」というニュアンスもשの文字にはあるような気がします。「歯」もたくさんありますもんね。
その辺りの考え方をとるとシャマイムとは「水がたくさんある」という意味になるでしょうか。
それから、עשׂבエセブについて
Strong's Lexiconを見ますと語源として Derived from an unused root meaning to glisten or be greenと書いてあり、glistenというのは「明るく輝く」というような意味があるわけですが、
だとするとこれはこれは以前666について書いた記事の中でも取り上げた
שׁמשׁシェメシュ
これは創世記15章12節に初めて現れる言葉で、「日」「太陽」という意味ですが
日の入るころ、アブラムが深い眠りにおそわれた時、大きな恐ろしい暗やみが彼に臨んだ。
שׁמשׁシェメシュのש、「天」に見えるものとしてשׁמשׁシェメシュのשはありそうですね。
水がたくさんあり太陽が輝いている天、だからשמיםシャマイムというのありそうです。(個人の感想ですw)
そしてその前に הヘー
この文字を見かけるたび、毎度毎度繰り返しになり恐縮ですが・・・
הヘーとは、通常は定冠詞theのように訳すわけです。
ですから、השמיםハ・シャマイムとあれば、the 天、
権威ある人がそう言っているのだからそう訳せばいいのでしょうが、
しかし、הヘーとはアブラムがアブラハムになった時の「ハ」であり、
神さまのお名前である神聖四文字に二回も使われている文字なので、私としては大切にというか丁寧に考えたいという思いがあるのです。
じゃあどう訳すのか。
・・・無理に訳さなくたっていいんじゃないか、と思ったりするわけです。(丁寧に考えたいと言っておきながら訳さないなんてふざけているように思われるかもしれませんが)
ふざけているわけではなくて、
神さまを表すאアレフという文字が基本的には「音は無い」ということになっているということがあるヘブライ文字なのですから、
הヘーを見たらそれは定冠詞などと反射的に思ったりせず、訳さなかったとしてもそこに見えない神さまを感じたらいいのではないかと思うわけです。偉そうに言って申し訳ございません。でもこういう自由な姿勢がユダヤ的、否、トーラーを学ぶ者の姿勢として望まれているような気がするのです。
トーラーとはתורהと書きますが、
それは
ת完成された完璧なものであり
ו神さまが与えてくださった永遠の昔から永遠の未来まで全く切れ目のないものであり
それを
רまず第一とし頭でしっかり考えると
その向こうにהヘー
というわけですから、
いろいろ、ほんとうにいろいろと、あーじゃないこーじゃない、と考え続けて数千年w
聖書を読むということは、そういう人々の仲間に付け加えられて
あーじゃないこーじゃない考えることなのではないかと
思うのです。
人間には
本田のアシモよりもスムーズに歩ける「システム」を生まれつき持っている人や、かわいい、美しい、おいしいと思うすばらしい「感覚」を持っている人もたくさんいるのですから、たくさんの大型のコンピュータよりもはるかに素晴らしい「思考」ができるはずだ、と私は思います。
さて、 שמיםシャマイム 天 の話に戻りますが
太陽が輝いている「天」ということを考えていたら
イザヤ書8章20節という記事に書いた「夜明け」という意味の
שׁחרシャカル について思い出しました。(こういう、ピンポイントで記憶を取り出すことのできる「脳」も素敵な被造物だと私は思っています)
שׁחרシャカル のシャもシャマイムのシャのような気がします。(個人の感想です)以下イザヤ書8章20節 に書いた事を再び書きます