心穏やかに新年を迎えられるよう
本日はコロナウイルスにおける交差免疫について そして、ウイルス干渉について書きたいと思います。
これらの件についてはもうずいぶんと前から語られていることなのですが、
通りいっぺん聴いても、試験があるわけでもないですから
そして、毎日毎日アレを推進するために恐怖をあおるような話ばかりを報道し続けていますから
忘れておられる方もいらっしゃるかと思いますので
新年を前に復習タイムです。
まずはコロナウイルスにおける交差免疫について参考になる記事をご紹介します。
「交差免疫」とは、過去に感染したことのある病原体に似ている病原体に感染した場合に働く免疫のことを言います。
「交差免疫」とは、過去に感染したことのある病原体に似ている病原体に感染した場合に働く免疫のことを言います。
日本人における新型コロナウイルスIgM、IgG、IgA
以下、上記のサイトより引用
(図表は除きます。詳細はリンク先でご覧ください。)
(図表は除きます。詳細はリンク先でご覧ください。)
抗体価の変動から推定される日本人における交差免疫存在率
新型コロナウイルスにかかわらず、ウイルスに初めて感染すると、まずIgMが誘導される。その後、IgMがクラススイッチを起こし、IgGが産生される。すなわち、ウイルスに初感染した場合は、そのウイルスに対するIgMがIgGに先行して上昇することが免疫学の概念として確立している。
前述した通り、日本人における新型コロナウイルスに対する抗体の変動は、IgGの上昇がIgMの上昇よりも早い例が多いことが特徴である。
IgMが上昇するが、IgGは上昇しないパターンおよびIgMがIgGに先行して上昇するパターンを交差免疫無しのパターン、
IgGが上昇するが、IgMは上昇しないパターンおよびIgGがIgMに先行して上昇するパターンを交差免疫有りのパターン、
IgMとIgGが同時に上昇するパターンおよびどちらも上昇しないパターンを交差免疫不明のパターンに分類した。
52症例について解析したところ、【図3】に示すように、約75%が交差免疫ありのパターンを示した。
海外の文献でも、IgGは他のウイルス感染症と比べて比較的早期に出現することが示されているが、IgMと同時期あるいはIgMにやや遅れて上昇するという報告がほとんどである[6]。
同一の測定系での比較や他の東アジア地域での研究が必要であるが、本研究結果は、日本人において、新型コロナウイルスに対する交差免疫が存在する可能性を示唆している。
あえてこれ以上踏み込んだことを書きませんが、
「交差免疫」とは、過去に感染したことのある病原体に似ている病原体に感染した場合に働く免疫なのだ、ということであれば、この事実からどんなことが推測されるか、ということです。流行初期に日本ではどういうことが観察されたか、あの頃のイタリアの状況などと比較してみると理解できるような気がします。
さて、続きまして、今度はウイルス干渉についてです。
まずは干渉(ウイルス干渉)という言葉についてウィキペディアから引用します。
ウイルス学における干渉(かんしょう、interference)とは、1個の細胞に複数のウイルスが感染したときに一方あるいはその両方の増殖が抑制される現象。干渉の機構として、一方のウイルスが吸着に必要なレセプターを占領あるいは破壊してしまうために他方のウイルスが吸着することができなくなる。増殖に必要な成分が一方に利用され、他方が利用できない。一方が他方の増殖を阻害する因子を放出するなどの異種ウイルス間の干渉現象のほか、同種ウイルス間で欠陥干渉粒子(DI粒子)による増殖の阻害、インターフェロンによる増殖の抑制がある。
新型コロナとインフルエンザに干渉があったのかどうか
国立感染症研究所のデータから群馬県のデータをピックアップしてご紹介します。
群馬県のここ5年間の第04週のインフルエンザの流行の様子
群馬県 2017年 第04週 (1月23日~1月29日)
保健所数12 注意報数5 警報数7
群馬県 2018年 第04週 (1月22日~1月28日)
保健所数12 注意報数0 警報数12
群馬県 2019年 第04週 (1月21日~1月27日)
保健所数12 注意報数0 警報数12
群馬県 2020年 第04週 (1月20日~1月26日)
保健所数12 注意報数9 警報数3
群馬県 2021年 第04週 (1月25日~1月31日)
保健所数12 注意報数0 警報数0
ただ、以下のような研究結果もありましたので「一応」ご紹介します。
2021年11月に発表された長崎大学の研究です。詳細はリンク先で。
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/science/science248.html
以下引用
・・・(省略)双方のウイルス(新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスのこと)は個体レベル、臓器レベル(肺)ではウイルス干渉を起こさないが、細胞レベルでのウイルス干渉は起こり得るということを示しています。つまり、両ウイルスの重複感染と同時流行は起こり得るということを示唆しています。(以下略)
現実にはどうなっているのか、
実際に起こったことの記録を見てみましょう!
・グラフは年ごとに色が違います。
・右側にある四角い枠の中に何色が何年を表しているのか書いてあります。
・20年というのが2020年、21年というのが2021年・・・です。
実際に起こったことの記録を見てみましょう!
国立感染症研究所のサイトで公開されているグラフを見てみましょう!
・右側にある四角い枠の中に何色が何年を表しているのか書いてあります。
・20年というのが2020年、21年というのが2021年・・・です。
インフルエンザに関して言えば完全に「出る幕が無い、出る幕が無かった」状態のように見えます。
溶血性レンサ球菌の2020年と2021年の増減、そしてRSウイルス感染症が2020年の間はごくごく少数だったのに、021年に入ってから増加しているという現象は何を示しているのでしょうか?考察する必要を感じます。
溶血性レンサ球菌の2020年と2021年の増減、そしてRSウイルス感染症が2020年の間はごくごく少数だったのに、021年に入ってから増加しているという現象は何を示しているのでしょうか?考察する必要を感じます。
当初の新型コロナウイルスというものが致死性の極めて高いものだったとします。
すると、そのウイルスは宿主を高率で殺してしまう=感染すると重篤になり死に至るわけですから
そもそもパンデミックは起こりにくく、局所的な流行で終了するはずです。
だとすると、そもそもパンデミックに至るためにはそこまで致死性の高くはないウイルスである必要があります。
コロナウイルスは宿主の中で次々と変異することが知られておりますので、当初は強毒であったかもしれないけれども、変異した「そこまで強力ではない」ウイルスが人の移動にともなって世界中にもたらされた、と考えられます。
コロナウイルスの性質を考えれば、そうやって変異することにより淘汰されて徐々に毒性は下がっていく、その結果人が死ななくなるから感染者数が増える。もちろん、ウイルスに発症させるだけの力がなければ淘汰されてゼロになってしまいますから、「強力な感染力=宿主にたかったあと効率よく増殖する能力」を持つものがいつまでもだらだら残っていくわけです。
で、
この段階になってまめに検査をするから「感染爆発」のように見えるのです。
検査というものは
水際でおこなって国内に入れないため、もしくは国内に入ってしまった発症者ではない「少数の陽性者」(保因者)や発症してしまった「少数の患者」を健康な人に接触させないよう隔離するためにおこなうべきものです。が、今さら検査数を増やしても意味がありません。
なぜなら、今はすでにどこに行ったって感染する可能性がきわめて高い、つまり患者は日本全国どこにでも存在しているので、隔離などできないからです。
だいたい、エアロゾル感染するということも分かっているわけです、たとえその場所に発症している人がいなくたって、少し前にそこにいた人がマスクの隙間から放出した空気中に浮遊しているものを吸うかもしれない。
コロナの女王と言われた先生がテレ朝で検査検査とおっしゃっていたあの時こそ検査が必要だったのです。
今頃、こんな蔓延してから検査するのはお金の無駄です。
インフルエンザ感染者と区別するという発想で検査すべきだとおっしゃる方もおられますが、
医療崩壊しそうな、否、している段階において(本当にそうであれば)そんな区別をしている余裕はありません。
「コロナは怖いの!後遺症もあるの!」とおっしゃる方もおられますが
医療崩壊というような先進国とは言えないような事態が起こっている場合には
とにかく「死なせない」ということしか考えないのが普通です。
トリアージ。
話を戻しますが、
新型コロナについて、従来通りのウイルス干渉は
2021年のインフルエンザの感染者数をみれば「ある」ということになるはずですが、
最近言われているように「今年2022年に限っては重複感染がある」のだとすると、
本当にそれが事実であるならば、
何か重大な変化があったから、ということになります。
これまで、いや、去年までの医学生物学界隈では当たり前だったことを覆すような大きな変化がおこった、ということです。
何がありましたか?昨年から今年の12月に至るまでに?
そう考えるのが論理的な思考というものです。
そしてもうひとつ、冷静に論理的に思考しなければならないことがあります。
なぜ新型コロナウイルス感染症による死者数が日本で急増しているのですか?
当初の強毒ウイルスでは大丈夫だったのに。
デング熱で知られているADE Antibody-dependent enhancement ではないのですか?
言いたい言葉を飲み込んであえてここでは関係ないデング熱ということばをだしておりますが
変ですよね。ほんとにおかしい。
そしてどうしてコロナに感染した小さな子供たちが
基礎疾患がないのに重症化、さらには死亡、という状況になっているのですか?
当初はそんなことなかったのに。
変ですよね。
何がありましたか?昨年から今年の12月に至るまでに?
何事も原因があっての結果です。
これまでの世界では行っていなかったおかしなことをやったのではありませんか?
我々が想像することさえできない、
否、専門家と称する人々にも予想できない
未知の実験的な領域に踏み込んだのではありませんか。
どう責任をとるおつもりですか。
あなたがたの命の血を流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。
人の血を流すものは、人に血を流される、
神が自分のかたちに人を造られたゆえに。創世記9章5,6節