וヴァヴという文字について
この文字の音と同じ単語
Strong's Hebrew 2053 וָו
出エジプト記に13回登場します。
幕屋の幕を留めるためのhook。
וヴァヴは英語ではandと訳されているので
「そして」とか、「~と」 と、シンプルな接続詞として読み流しがちですが
幕屋のフックであると知れば、見えなかったものが見えてきます。
トーラーをはじめから読んだり書き写してみればわかることですが
一番初めに現れるוヴァヴは創世記1章1節におけるוヴァヴであって、
בראשית ברא אלהים את השמים ואת הארץ׃
このוヴァヴは日本語の聖書における「天と地を作られた」と訳されている箇所の「と」にあたるものです。
「と」にあたるもの、と考えてしまうと見逃してしまうかもしれませんが
את השמים
את という二文字が付いた、「付加不要不許な被造物」であるשמים(天) があり
そのשמיםはアブラムがアブラハムとなった時に与えられたהを冠され、השמים となっている。הとは英語でtheなどと訳されますけれども、決してそんなものではないという事はアブラハムのハであることに気付けばわかるわけです。そのהשמיםと地が結合する。
地にしましても、地はארץです、そしてそれにもアブラハムのハהが冠されている。そしてその前にはאתがあるわけです。アルファでありオメガである方の作られたハ・アレツ(地)です。
そのハ・アレツの前に置かれたאת、その二文字の前にוヴァヴがある。
幕屋に幕が欠くことはできないのと同じように、
ハ・シャマイム(天)にはハ・アレツ(地)は欠かせない、
天と地は夫婦が一体であるように一つであるわけです、なにによって?וヴァヴによって!
つまり「天」「地」はוヴァヴによって結合して「一つ」になっている。
となればクリスチャンならピンとくるわけです、ああ、וヴァヴ、וヴァヴというヘブライ文字は何を表しているのか、と言えばイエスさま!
創世記1章1節の中に、すでにイエスさまが描かれている!
また、ユダヤ教ではוヴァヴという文字は「人間」を表している、と考えるのだそうです。
וヴァヴという文字はヘブライ文字の6番目の文字ですが
人間は6日目に創造されたからでしょうか。
「人の子」由来でしょうか。
なんだろう。